ウェブの中には企業価値を下げてしまう様々なリスクが潜んでいるわけですが、その代表的なものは誹謗中傷や風評被害などが挙げられます。
現代はネット社会でもあり、誹謗中傷や風評被害により企業価値が瞬時に下がるリスクがあるなど様々なウェブ上でのリスク対策が求められます。
事実無根の悪評が記載されているサイトが検索の上位に表示される、自社名の検索するとブラック企業などの文字が表示されるなどがあります。
株式会社の社名の後にスペースでブラックやパワハラなどのワードが出現する
検索エンジンでキーワードを入力した際に、ある程度文字を入力すると候補が表示される仕組みになっています。
これは、物事や情報を調べる際にとても便利な機能ではあるけれども株式会社の社名の後にスペースでブラックやパワハラなどのワードが出現するのが代表的です。
事実無根なものでも、悪意あるサイトがこのような情報を発信していると検索エンジンはそれをインデックス登録をしてしまうので、検索候補にブラックやパワハラなどの意図しない文字列が出現するようになります。
また、物品を販売する会社などの場合は口コミサイトの中でとても引く点数で評価が行われる、これも身に覚えのない批判が書かれていることから生じるリスクです。
自社名で検索を行ったときのサジェストと口コミ評判を放置した場合
誹謗中傷や風評被害は、そのままにしておけば思わぬ方向に被害が拡大してしまうことも少なくありません。
自社名で検索を行ったときのサジェストと口コミ評判を放置したときには、営業活動や広告運用に対して悪影響が生じることになります。
これは誰も納得できる結果になるものですが、検索サジェストとグーグルの口コミ評判は検索を行った際に出現するものですから社名が分かれば誰もが簡単に検索することは可能です。
そのため、せっかく人件費や広告費などをかけて営業活動を行っていても広告費をかけていた広告運用にも悪評を持つ会社などの認知度が高まってしまう逆効果になりがちです。
誹謗中傷や風評被害は専門家に委ねるべき
従来であれば、検索をしてから検討をやめる人などはないなどのように考えられていたけれども、途中で商品購入やサービス利用の検討をやめた顧客を紹介してくれた人などから口コミ評判が良くないのでやめたらしい、紹介経由でなければ気が付くことはなかったと思ったと同時に気が付かないところでマーケティング機会を損失するなどのケースもゼロではありません。
ウェブの中に掲載されている情報は、何らかの対策をしなければ自然に消失するものではないので対策は必須です。
しかしながら、間違った対策をしてしまうと傷が余計に深くなる可能性が高まるなど、誹謗中傷や風評被害は専門家に委ねることが求められます。
SEOと逆SEOとは
SEOと呼ぶ、ウェブマーケティングに欠かせない手法があることをご存じの人は多いのではないでしょうか。
SEOは、特定サイトの検索順位を上げるために行う施策ですが、逆SEOはその逆で特定サイトの検索順位を下げる目的行われる方法です。
一般的に考えた際に、検索順位が下がるのは意味がないなどのように考えがちではあるけれども、この方法を使うことで得られるメリットが存在する、それが誹謗中傷や風評被害の対策に繋がるわけです。
逆SEOの手法
逆SEOの方法は、別のサイトを上位に表示させることと検索順位を上げたサイトの上位表示を維持するなどが重要なポイントです。
特定のサイトの検索順位を下げる方法としては、別サイトの検索上位に表示できるようSEOを行います。
採用サイトやニュースサイト、商品の宣伝用サイトなどユーザーにとって有益な情報を公開するホームページを作り上位に表示させることで相対的に下げたいサイトを下位に導けます。
ちなみに、上位表示させるためにはグーグルのガイドラインに基づいてユーザービリティを加味したものでより求める情報が簡単に手に入るようなホームページ制作を行う必要があります。
グーグルの表示ロジックは日々変化している
特定サイトが、再び上位にならないようSEO対策を施しているものは常に上位表示を維持させなければなりません。
グーグルの表示ロジックは日々変化しているので、一度上位表示になっていても翌日には検索結果の1ページ目や2ページ目などに表示されなくなるケースもあるので注意が必要です。
維持させるためのコツとしては、順位推移を確認できるツールを活用してツールで順位が下がったときには速やかにSEO対策を行うなどの対応可能な環境づくりも需要です。
【まとめ】逆SEOを行う目的
逆SEOを行う目的は、特定のキーワードで検索したときネガティブな情報が掲載してあるホームページの上位表示を阻止すること、検索エンジンの上位にネガティブなホームページがあれば企業ブランドが損なわれてしまう、主に誹謗中傷や風評被害の防止やイメージの改善、そして個人情報の保護などで逆SEOが有効です。
また、逆SEOはポジティブな内容のホームページを上位表示を行うことになるので、ポジティブなコンテンツが多く掲載されているものをより多くのユーザーに見て貰えるようになり、結果的に売り上げアップの効果も期待することができます。
