上野学園中学校の特色について

教育

上野学園中学校は、東京都台東区にある私立の中高一貫校です。
歴史のある学校で、始めは上野女子校として100年以上前に出来て、今は男女共学となり普通科以外に音楽科があります。
自由な校風と音楽の専門学科があるため、卒業生にシンガーソングライターや歌手や女優や小説家など芸術や芸能関係の有名人を多数輩出してます。
上野学園中学校の公式ホームページを見ると、中学生の時には、音楽コースが中心で、アドヴァンストやプログレスなどのプロの音楽家の卵を要請するコースが多数あります。
中高一貫校で、高校に進むと大学進学を目指す普通科と、器楽や声楽や演奏家などの本格的な音楽を学ぶ音楽科に別れて学びます。

中学と高校の校舎が同じ建物内にある

この学校の特徴は、中学と高校の校舎が同じ建物内にあって、隔たりが無く自由に交流できる点にあります。
校舎は一般的な校舎とグラウンドのある作りでは無く、どちらかと言うと都会の中のビジネスビルのような建物です。
中学と高校の部活動が同じなため、音楽科の中学生は、先輩である音楽科の高校生や進学を目指す普通科の学生に、進路や音楽の演奏などの悩みを相談する事が出来ます。
そしてこの上野学園中学校には、他の一般的な中学校にはない次にあげるように特色があります。
この学校では、独自のアクティブランニングを取り入れていて、様々なフィールドワークに力を入れてます。
学校周辺には、芸術や文化の中心的存在の上野公園があります。

上野公園で行われるフィールドワーク

上野公園には、東京国立博物館や国立科学博物館や国立西洋美術館などの文化芸術施設や、自然が溢れてます。
この上の公園はかっこうのフィールドワークプレイスで、ここを舞台にして理科や社会科の様々な課外授業が行われます。
そしてフィールドワークを行う前に、事前に自分で何を学習するのかを問題提起して、テーマを設定します。
図書館で自分が研究しようとした題材やテーマについて、事前に情報収集したり課外授業をする前に研究しておきます。
その後様々な施設に行って、博物館や美術館を実際に見学します。
最後に校舎内でレポートを纏めて、その研究結果について発表を行います。
この学習は将来就職した後でも活かせる、課題発見の閃きやプレゼンテーション能力を育成する事が出来ます。

フィールドワーク活動の内容

フィールドワーク活動には、科学系のサイエンスプログラムと社会科系のソーシャルプログラムが行われてます。
中学1年生は、サイエンスプログラムを行います。
国立科学博物館や上野動物園を舞台として、素朴な何故この動物は鼻が長いのだろうとかそういった疑問を課題として自分で選んで、課題解決に向けて科学的に疑問を研究して行きます。
1年間にこれらの施設に10回以上行く課外授業が行われ、国立博物館が行っている博物館の達人の認定書を獲得する事が目標となっています。
2年生は、ソーシャルプログラムを行います。
上野公園の周辺には歴史的文化的に価値のある、寺や博物館が沢山存在します。
そういった学校周辺にある施設に通って、フィールドワークを行う事で歴史や地理について探求して、興味を持つだけでなく考え方についてのアイデンティティーについて学んでいきます。
こういった学術や芸術に触れる事が出来る絶好のロケーションに、上野学園が立地している事に大きな特徴があります。

実際に学んだ英語の発音が通じる事を実感できる

上野学園中学校は、中学1年生の3学期になると、学校の側にある外国人観光客に人気のある浅草に出向いて、そこで諸外国から来た観光客に英語でインタビューをする課外授業が行われます。
様々な国々の観光客が来るので、学校で学んだ発音が実際に通じるのかをインタビューで試す事が出来ます。
実際に学んだ英語の発音が通じる事を実感できるので、コミュニケーションが上手くいった時には、英語に親しみがわき学習の励みにもなります。
このフィールドワークを行う事で、自分の英語が外国人に実際通じた喜びを体験出来て、実際に学習意欲が高まる生徒も多いです。
上野学園中学校では、ひとり一つの楽器という教育プログラムを行ってます。
フルートやクラリネットやサックスフォンやトランペットやビオラなどの好きな楽器を一つ選んで、音楽の専門の先生から3年間指導を受けて行きます。
これによって人が奏でる音色に耳を傾ける傾聴力や自分の音色と調和させる能力を学ぶ事で、優しいお互いに思いやりのある心を育てています。
年2回の発表会が行われ、中学3年になると3年間で培った演奏技術を発表するために、メモリアルホールで演奏します。

まとめ

メモリアルホールでは、それぞれの個々の1つの楽器を合わせて合奏するので、力を合わせて1つのものを作り上げて、豊かな感性を育めます。
協調性を高めるために、学校給食は教室では無く食堂でグループ休職を行っています。
1年から3年までの生徒が1つの食堂のテーブルで食事をとり、そこに教職員も全員加わって一緒に食事を食べます。
そこで出される休職は、栄養士が考えた野菜が多く栄養バランスの取れた食事です。
上級生が下級生のために、ごはんや味噌汁などをよそって、好き嫌いをなくすように指導している光景は、明るい家庭を見ているようです。

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