ゴールドの積立がリスクヘッジに最適な理由とは

古代人は富を蓄積したり交換する手段として、金や銀などの貴金属を用いる方法を考え出しました。
初期の頃は貴金属の塊を使っていましたが、国ができて政府が形成されると金貨や銀貨などの貨幣が発行されるようになりました。

現代の貨幣(お金)の価値は金や銀などに裏付けられてはいませんが、国の中で物やサービスと交換するための手段として一般的に価値が認められています。

 

ゴールドは世界共通の通貨

現代人は売買取引をしたり財産を保存する手段として政府が発行する法定通貨や仮想通貨を使用し、金や銀を支払い手段にすることはありません。

それでも、現在でも金は古代と同じように世界中で普遍的な価値が認められている素材です。
現在は金の塊で買い物をすることはできませんが、世界中どこでも地元の法定通貨と交換することができます。

そのため金(ゴールド)は他の素材とは異なり、“世界共通の通貨”といえるかもしれません。
資産運用においても、外貨や有価証券と同じように金も用いられることがあります。

金は通貨に準じた存在ですが、法定通貨や有価証券とは異なる性質を持ちます。

 

ゴールドが他の金融商品とは大きく異なる点

他の金融商品とは大きく異なる点として、金の価値は政府・中央銀行や証券の発行元に依存しないことです。
世界中で日本円・米ドル・スイスフランなどは安全通貨とみなされており、日本・米国・欧州の先進国が発行する国債は安全資産と考えられています。

それでも法定通貨や国際は政府や中央銀行が発行したものなので、これらの価値は発行元の信頼性に依存します。
もしも発行元が信頼を失うと、通貨や国債などの有価証券は単なる紙切れになってしまうことでしょう。

これらに対して金は産出量が限られた天然資源であり、宝飾品や電子デバイスの材料として欠かせない素材のひとつです。
特定の政府や組織に価値が保障されていなくても、素材としての普遍的な価値が存在します。
人間の価値観は時代を経ると大きく変化する物ですが、古代から現代に至るまで数千年間にわたり金は高い価値が認められ続けています。

 

金の価値は特定の政府や組織・団体の信用に依存しない

金の価値は特定の政府や組織・団体の信用に依存しないことから、戦争・テロ・経済危機などの際に法定通貨や有価証券とは逆の値動きをするという特徴があります。
2020年1月以降に、中国の武漢で発生した新型コロナウイルスが蔓延して世界中で多くの感染者・死者が出ています。

感染症の影響で各国の経済に深刻な影響が出ていますが、2020年の1月頃から金の国際取引価格は上昇傾向がみられます。
貨幣や株などの信用や価値が下落しても素材である金は価値を保ち続けることができるので、リスクヘッジ用の資産として注目されているからです。

一般的に法定通貨や有価証券は保有し続けるだけで利息や配当が付きますが、金は利息や配当が付かないというデメリットがあります。
ただし法定通貨は中央銀行がその気になればいくらでも発行することができるので、発行残高の増加にともない価値が薄められてしまいます。

 

流通量が急増して突然価値がなくなってしまうこともない

これに対して天然資源である貴金属は産出量が有限で一部は“消費”されてしまうので、法定通貨のように流通量が大きく増減するようなことはありません。
金は量が限られているので利息や配当が付きませんが、流通量が急増して突然価値がなくなってしまうこともないというメリットがあります。

金(ゴールド)は長期的にみれば普遍的な価値を持つので、リスクヘッジに最適といえます。
ただし、短期的には価格が大きく変動することがあることにも注意が必要です。

法定通貨の交換レートは短期間に急激に変化することがないように政府や中央銀行によって流通量がコントロールされていますが、貴金属は取引参加者によって価格が決まります。

長期的に見れば金が一定の価値を保ち続けることができることは明らかですが、短期的な取引をすると損失が発生するリスクがあります。

 

短期的な価格変動の影響を受けない方法で購入する

金を安全資産として運用する場合は、短期的な価格変動の影響を受けない方法で購入することが大切です。

短期的な価格変動のリスクを低減させるために、定期的に少量ずつを購入して積立をする方法(ゴールド積立)があります。
毎月決まった日に一定量の金を購入して積立をすれば、短期的に大きな価格変動が生じたとしても大きな損失が発生することを避けられます。

ゴールド積立は数千円程度の少額でも始めることができるので、毎月無理のない金額で少しずつ購入し続けるだけで安全資産を得てリスクヘッジができます。
購入した金の扱いは会社ごとに違いがあり、銀行であれば現物で受け取ることができないので現金化する必要があります。

 

まとめ

現物を取り扱う株式会社ゴールドリンクなどの会社のゴールド積立サービスを利用すれば、売却しないでそのまま持ち続けるというオプションもあります。
現物を受け取って自宅で保管したり、アクセサリーや仏具などに加工して使用することもできるでしょう。

ゴールド積立はリスクヘッジに最適で、堅実に自分の資産を守りたい方におすすめの方法といえます。

株式会社ゴールドリンク 裁判

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